2009年08月08日

がとくー:あたしのベルト3

事件はその防衛戦後の、その日のメイン終了後に起きた。
小川・辻・菊池組vs村上姉妹・野村組は小川がストレッチプラムで野村を仕留めた。
直後のマイクアピール。
小川「みなさん、本日も応援ありがとうございました。……今日は少し、言いたいことを言わせてください。」
普段は特に自己主張しない『おしとやかな』小川ひかるの発言だけに観客達も注目する。
小川「わたし、色々な資格を取るのが好きで。役に立つのもあるけど、色々知らない世界が分かってくるのが楽しくて……。それで、プロレスの資格も欲しいと思いました。プロレスの資格、それはベルトです!」
観客達がどよめいた。WWCA戦線に小川ひかるが名乗りか!
小川「佐尾山さん、あなたのベルトを頂きます!」
観客「そっちかよ!」
小川が苦笑し、観客はツッコミと同時に笑う。
佐尾山は小川にとっては格下だ。
ほぼ、勝利は確実だろう。
オレは唸った。
妥当なマッチメークだといえるだろうか?
と、リングに走りこむ影が見えた。
当然、佐尾山だった。
佐尾山「小川さん! その気持ち分かりました! ただ、あたしの実技試験は厳しいですよ!」
観客から歓声が上がった。
本人が言うなら文句はない。
オレは対決にゴーサインを出した。

小川は追い込まれていた。
必殺のストレッチプラムでもギブアップは奪えなかった。
佐尾山は息切れしているが、それでもココからが真骨頂のはずだ。
まだ、単発のミドルしか出していない。
佐尾山「はぁ、はぁ、そろそろか。」
小川は攻め疲れている。
耐え抜いてきた佐尾山のコンビネーションキックが観客の脳裏をかすめた。
が……。
佐尾山「っしゃー!」
小川「え!?」
佐尾山はロープに自分のみを預けると、その反動を全て使った一撃を食らわせた。
ジャンピングニー!
小川は仰向けに倒れると、そのままスリーカウントを聞いた。
佐尾山「新技、真空飛び膝蹴り!小川さんだから使いました……。」
小川「……ありがとう、強くなったね、さおさお。」
小川の言葉に佐尾山の顔が紅潮する。
小川「さ、ベルトを受け取ってきなさい。」
佐尾山はベルトを受け取り、改めて宣言した。
佐尾山「これが、あたしのベルトだ!」 
posted by 343 at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | がとくー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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